映画『プロデューサーズ』

この馬鹿馬鹿しいまでの笑いは、ホントにエンターテイメントだよ。予備知識ゼロで観たのでここまで黒いとはまったく予想していなかった。

Mr.ビーンのコメディや、裸の銃(ガン)を持つ男などのユーモアに似た感覚がこのミュージカル映画にはあるね。ドタバタの芝居に、疲れる笑いがあるんだよ。

華やかでゴージャスで美しいミュージカルを見慣れていたから、こうした濃い役者が踊りまくるミュージカルには意表をつかれたよ。もちろん歌と踊りは申し分なく素晴らしい。

NewOSKや、宝塚歌劇を観る私は、少女歌劇でこうしたエンターテイメント映画になったらどうだろうな、と思ったよ。映画にしか出来ない演出によって少女歌劇の魅力を高めることができるはずだ。そんな日本映画が出てきてほしいね。

プロデューサーズ公式