映画『ダヴィンチコード』

日本語吹き替えで見たが、明確に、イエスをユダヤ人と言い切っているのにはちょっと驚いた。キリスト教徒から反発を招くのも無理ならざるかな。もちろん、イエスはユダヤ教徒であったのだけど、そこら辺実際はキリスト教徒はどう考えているんだろう。

全力ダッシュで説明し続ける映画だけど、前もってこうした映画だときいていたし驚きはない。

ダヴィンチコード公式サイト

安野モヨコ『ジェリービーンズ』

主役の女の子マメは、なりたい自分に向かってまっしぐらに突き進む。夢見ているだけではなくて、実現のために努力につぐ努力をするという点が自立した人のあり方を示す良い物語になっている。(人生は、待ってるだけでは何もやってこないよ!)

『ブリジット・ジョーンズの日記』が、つまるところシンデレラストーリーに過ぎないと読んで判った時には本を放り出したくなったが、それとは全く逆に、努力するマメを見て応援したくなり自分もちゃんとしなくちゃと励まされる。

えっ、もう終わりなの! のわずか4巻だけど、マメの青春は深く女の子達に影響を与え続けることになるだろう。

安野モヨコ オフィシャルウェブサイト 蜂蜜

横浜美術館『アイドル』

9日、土曜日の夕刻。雨模様とはいえ、隣のランドマークタワーは人で満ちているのに、人が少なめの美術館。

企画自体はなかなか楽しめた。とは言っても、アイドルの定義を拡大しての展覧会なため、アイドルという言葉から想定される範囲を大きく超えている内容だった。例えばKATHYの映像作品は一体どこがアイドルなのかまったく理解できないが、モダンアートとして最初から最後まで脳を揺さぶられる体験ができた。もし、ダンスの分野でのアイドルを捜せと言えば、真っ先に思いつくのは宝塚のスターだろう。ゲームのオシャレ魔女 ラブ and ベリーや、少女漫画のきらりん☆レボリューションなどの展示は、私にはよくある美術館の体験に過ぎなくなっているが、まだまだ美術館のイメージに捕らわれている人には意外性があるだろう。川島秀明の印象深い画なども良く、全体としては意欲的で挑戦的な企画展だと思う。

横浜美術館の常設展は、質量に関してはそれなりに良さそうなのだが、あまりにも雑多な内容なため、同じガラスケースに市松人形とアンティークドールを一緒に詰め込んで飾ってあるような無理のある展示な感である。だからといって、質の高い作品を退蔵するのももったいない話ではあるが。

カフェは、大きなフード付きの照明が美術館らしさを演出し、使い勝手も良さそうだった。

横浜美術館

24 TWENTY FOUR シーズン5

以下ネタバレ。
・一体、1日のうちに何回テロを起こせばすむの?
・重傷をおったくせに、もう動き回っているし・・・
・エドガー・・・
・支部長ビルは、頼れる上司だね。こういう人がいるといいが。
・ウェイン、ノビック、ピアースと味方が多くて良かったな。
・最後のどんでん返しが凄かった。

シーズン1を観てから、ずいぶんと経った気がする。気づけば5だし。シリーズ最高傑作は、個人的にはやはり1。それ以降は、マンネリズムが漂う。5はそれでもなお、続きが気になって仕方ないエンターテイメントとして充分面白かった。シナリオを最初に充分に練り込めば無理な展開も少なくなるのだろうけど、勢いが無くなってしまうのかもね。