その前に候補者5人の公開討論会に行って来たのでその感想。
「討論会」となっていたけど「討論」は一切無く、候補者がマニフェストや考えを発表するのみの会だった。それなりに面白かったが、既に一騎打ちとなるであろう二人の候補者のマニフェストにおける対立軸は無く、違いがあるとすれば支持団体の差か。
権限の大きい市長や県知事よって、今後の道州制の中で福井市が埋没(その可能性は極めて大きい)しないように、生き残りの道をさぐらねばならない。急速な少子高齢化は社会の歪みを加速させ悲惨な未来となるわけだが、強力なリーダーシップのもとその悪影響を少なくとも緩和させることはできる。
今回の市長選はその為のまたとない契機であり、今後の福井市の未来、つまり自分の生活に直接その結果がはねかえる選挙となるであろう。私もよく考えた上で選挙権を行使するつもりだ。
日刊県民福井:福井市長選
中里スプリング製作所 中里良一氏
2006-02-01
本音で語るとの宣言通り、だんだんと過激で本音っぽい話になってきたのが面白かった。
企業を変えてきた実績に裏打ちされた実務実践的な様々な方針・方法は実に為になった。すぐにでも取り入れることができるものも多い。細かいことは中里氏の本を読めば判るだろうし、内容が多く書きれなかったので、いつものように箇条書きでメモしておく。
渡された資料で特に感銘を受けたのが、6820種類の規格バネ。バネを独自に標準化し、そのカタログをつくり、即納体制をとっていることだ。受注生産のみではなくて、どの分野においてもこうした標準化はメリットが大きい。
メモ
(発言そのままでは無い)
- 社員の意識改革。残業の廃止。残業をさせない、しない、する必要なし。
- お客様の分散化。間柱をできるだけ多くした家造り。親会社の支払日の違う会社を開拓していった。日銭の入る商店経営の間隔。
- 特色有る設備の導入。同業他社に無い設備
- 財務内容の強化
- 会社案内・製品カタログの作製
- 特殊材の使用。よそがやらない素材の使用
- アドバルーンをあげた。経営者の夢を毎日語った。
- 小さくても比重の高い会社づくり
- 1st stage アイディア・企画
2nd 自社製品が本当に売れるのかテスト期
3rd 製品・普及期
4th 拡大期
- 自社製品→新規取引先の増加
-
メディアのネタになりやすいもの
No.1、Only One、新規性
芸能人と同じで、一度取り上げられて終わりではなく、継続してメディアにとりあげてもらうようにする
メディアに取り上げられる新製品を一年に一回は開発
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情報の入手先。今自分自身がどのくらいのポジションにあるのか。いつも話をする人で一番話の合う人を思い浮かべてみよ。
その人のレベルが自分自身である。
- 経営者は常に異質であれ、善であれ
- 経営者は月に一度は飛び込み営業をしろ → みじめさを感じるだろう → 親会社への感謝がうまれる
- 経営者は地元の名士となるな
- 社員の欠点を直すな 長所を伸ばせ
- 社員の提案・アイディアを全て採用しろ
- 社員全員に名刺を渡せ。パートを含めて全社員に名刺を渡している。
- 制服・作業着 → 色やデザインを変えてみる
- 洋品店 好きな色の2・3色のみを販売する
- 普段扱っている商品を10倍大きく・10分の1にしてみる
中里スプリング製作所
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