ユーザインターフェイスの考察1

Tiger、OS X 10.4になって、ユーザインターフェイス(以下、UI)は迷走しつつある。

今まであった
アクア
メタル
に、
つるぺたメタル
が加わり、3種類のUIが同居することになった。(正式な用語は不明)

アクア

つるぺたメタル

メタル

本当に良いUIなら1つに決めて、後はカスタマイズで対応できるようにすれば良いのだが、そうでは無いところにアップルの迷いを感じる。
ここではいつものように、論理を持ってUIを考えてみよう。

  • 原則1 控えめであること

    重要なのは、コンテンツ部分。エディターならテキストを打つ部分だし、ブラウザならHTMLを表示する部分。これに対して最も人の意識が向かう必要がある。アイコンや色は、それを邪魔してはならない。

  • 原則2 動作が分かりやすいこと

    例えば、アイコンを押すとどんな動作をするのか直感的に理解できるデザインでなければならない。例えば、その作業時点で、その機能が使えて使えないかの分かりやすさが必要である。通常、アップルのUIでは、その時点で使えない機能はメニューで灰色となり選択できない。

  • 原則3 操作が確実となり間違いにくいこと。

    例えば、アイコンやウインドウの境界を選択する操作が確実にできること。

これら3つの点の兼ね合いとなり、何を重要視するか、で最適なUIが異なる。