「見える化」経営へのアプローチ 〜中小企業こそバランス・スコアカードを導入しよう〜

ふくい元気企業フェア2005 講演(2005-10-19)
吉川武男氏(横浜国立大学大学院 教授)

自転車で往復24km・1時間27分(サイクルコンピュータ計測)かけて行ってきた。フェアで西川県知事に遭遇。大勢の関係者に取り囲まれて視察していた。
以下、吉川氏の発言のメモ・概要。発言そのままでは無い。

バランスコアカードとは

アメリカの企業は、財務の視点に偏っていた(いる)。
それを、バランススコアカードによって、

  • 財務の視点
  • 顧客の視点
  • 業務プロセスの視点
  • 人材と変革の視点

と、4つ(あるいは、環境の視点を加えて5つ)の視点でバランスよく全体を見通しかつ企業変革を行う。

指標は少なくする

業績評価指標は、ある会社は1200もあった。こんなには使わない。
ネクタイをたくさん持っていても使わないものもある。みなさんの洋服ダンスのように、いらないものに金をかけちゃダメ。

お客さんは誰?(アメリカの病院の事例)

  • 患者
  • この病院は良かったよ、と紹介してくれる人
  • 病院を紹介してくれる町医者
  • 実際にお金を払う人

(顧客の分類・明確化ということか?)

[memo end]

講演ぶりについて

さすがにしゃべり慣れた感じで、時折ジョークも交えつつ論を進めていった。バランススコアカードの実際の運用における技術的な解説は少なく概要に留まっていた。財務の視点のみならず、他の視点をバランスよく見通すことは、極端ではなく中道を心がけている(つもりの)私には実に納得のゆく話であった。

プレゼンテーションソフトを使いこなしきっていた。

最後の最後に、タイガース優勝ありがとう云々の表示が出て終了。

プレゼンテーションの文字や画像が多すぎて今回メモしきれなかったが、講演の内容の一部は、
マイクロソフト:バランス スコアカードが「戦略の実行」を確実化するメカニズムとは

にある。