アイデア発掘セミナー (2005-10-20)
増田紀彦氏(株式会社タンク代表)
今日も自転車で往復。疲れた〜。
以下、増田氏の発言のメモ・概要。発言そのままでは無い。
アイデア
アイデアはちょっとした思いつきでいい。誰でも考えるかもしれない、というのでもいい。レベルが低いなと思うのでもいい。
けれど、たくさん考えましょう。10個、20個、30個、考えましょう。そうするとアイデアの比較検討ができるようになる。
新規事業
「誰に」「何を」「どう」の部分で、全部を新しくしなくても良い。全部を変えると大変。
すでに存在しているビジネスの一部を変更するアイデアを付けてゆく。
「何を」の改革
規制緩和で窮地に陥った創業60年の米屋は、「何を」の部分を改革した。
→福祉器具も売ることにした。「誰に」「どう」という部分は変えていない。スーパーに売っていなくて重い物である。一部改良で伸びる。
「誰に」の改革
護岸用に開発した石材調セラミックスがコスト高で販売不振に陥った壁材メーカーは、「誰に」の部分を改革した。
→お寺に売るようにした。本堂の建て直しに使う。自治体には高くても、お寺にとっては御影石など高価な石を使わずにすんで安価になる。
「どう」の改革
業界の低価格化競争が激化し、利益を圧迫された印刷会社は、「どう」の部分を改革した
→顧客に中小工務店がいたので、住宅フェアをその印刷会社が主催するようにした。住宅フェアは、小さな工務店は喜ぶし、印刷物も必要ということで印刷会社にとってもメリット。
自社の「何?誰?どう?」を検証しよう
- 現在
- 何を?
- 誰に?
- どう?
- 提供する事業を行っている
- 今後
- 何を?
- 誰に?
- どう?
- 提供する事業を目指す
[memo end]
感想
様々な業種の工夫や改革の事例の話が参考になる。
自社の「何?誰?どう?」を検証しよう、という分類と明確化の方法は、昨日の講演のバランス・スコアカードの方法よりは容易にできそうだし、すぐに取りかかれそうだ。よさげ。