芝居『ジュリエットたち』

劇団福井青年劇場第63回公演

2005-12-2

今日電話で話したら、なんでGeckoCafeのオーナーが私が道に迷いに迷って会場にたどり着いたのを知っているの? ちょっと驚いた。アンケート用紙経由なんだ。身元がばれてしまったヨ!

昨日、そうして北に西に行きすぎては引き返し車の運転にうんざりしたのはいつものことで、夜で小雨も降っているので更につらい状況だったのだけど、なんとか到達はしたわけです。
劇場は田んぼの真ん中やね。ここに劇場があるなんて知っている人しか知らないよ。入ってみると思っていた以上にちゃんとした造りになっていて、観客の席は段々だし照明も天井にセットしてあるしで、実に普通に座って観ることのできる状態。

久しぶりに芝居らしい芝居を観た。大学にいたころはこうした芝居はよく観てたしイギリスに居たときは劇場に新しい公演が来た時は欠かさず観てたけど、福井で観るのは初めてか・・・ もちろん、NewOSKと宝塚歌劇を除いてだけど。

『ジュリエットたち』は、対立するファミリーの娘と息子との恋愛を軸とする例のアレげな話。脚本が偉いです。快調に笑える話にしあがっています。狂言回しの役が記憶喪失につき狂言を言い続け、それに振り回される周囲がコミカルに描ききってある。旅館の箱入り娘と対立ホテルの息子、旅館の女将とその旦那、狂言役の女優とその友人、という3つの大きな筋があり、喜劇であるので最後はもちろん・・・
アメリカのドラマでいえばホワイトハウスとか24とかの群像ドラマは人の関係が輻輳するので、それと同じくするなあぁと思ったよ。

これなら、前売1500円分の価値はあったと思う。来て良かったと思うヨ。