展覧会『福井藩祖結城秀康』

結城秀康公を取り上げている。目を見張る展示品はあまり無いが、いつものように勉強になった。秀康が福井藩の始祖となるが、部下も秀康とともに移り住んできた。400年前から江戸時代を通じたこうした武家の文化を以前に知って、生まれ生活している土地に何が何でも今後も住み続けなくても、どんどん住みやすいところに移転してゆくのでいいじゃないか、という考えに私はなった。

歴史の勉強は未来を知ることに繋がる。ある講演会で聞いた話を自分なりに解釈すると、人は3種類に分けられる。自分の今まで生きてきた過去しか見ない人、現在しか判らない人、そして未来を見透す人。少なくとも、行政と企業の長は未来を見透さなければならないが、そういう人はかなり少ない。

福井市立郷土歴史博物館