金沢21世紀美術館『我が文明:グレイソン・ペリー展』

声をあげて笑いたくなるのを耐えつつ見てた。てっぺんにのっかったユーモラスな熊の像やらテートギャラリーの前でNO MORE ARTとか日本の祠みたいなものに熊かなんかの像がくっついたのとか、こんなに笑えるアートは最近見たこと無かったな。
セクシャルなモチーフを美術館に持ち込んでそれで良しとするのは、私には飽きがきていて、ペリーの作品もそんなものが多く楽しめはするが心揺さぶられることは無いのだが、それ以外の風刺の効いた作品群や楕円形の作品一つは、実に良かった。ななめの壁にある楕円形をじっと見ていると円に見えてきて、これは美しく気に入った。

金沢21世紀美術館は前々から行こうと思いつつ今日ようやく訪問を実行できた。日曜日とはいえ大勢の人が訪れているのは街中にあって市民と一緒に歩んでいこうという姿勢のおかげでしょうね。朝顔(?)をひもにからませ日差しをさけていたのはお手本にしたいなと思う。周りの芝生と中庭と、建築の開放感は圧倒的で、こういう感じのところにオフィスを構えて仕事をしてみたいものだと思った。

我が文明:グレイソン・ペリー展