2007年9月12日の先物の値動き

安倍総理辞任の報を受けた直後はしばらくもみ合い、その後5分間で急騰した。売り玉は一気に含み損となる。システムはぎりぎりどてんとならず、その後の急落で運良く利となった。だが、12時55分の分足がほんの少しずれていたら、どてんとなり往復でやられていた。

システムは、突発的な出来事には対応できない限界がある。裁量の場合でも、うろたえて往復でやられた人が多かったはずだ。

辞任の報で上がるか下がるか判断がつかない状態の、この場合の最善の手としては、手じまって様子見だろう。システムでも裁量でももっと判りやすい動きの時に売買すれば良いのであって、無理をして判りにくい時にポジションを持っている必要は無いと思う。

通常の動きの時は私の裁量よりもシステムの方が期待値が高いが、異常時はシステムを閉じて良いと考える。今回のような異常時の判断をシステムに組み込めるのだと良いが、それは無理だろう。