塩!
テーブルの上にミルクコーヒーと共に置かれた卓上塩に、そういえば、珈琲に塩を入れる飲み方もあったなあ、と思い出して驚き、卵を見て塩はこれに使うんだな、とほっとした一幕。喫茶店で提供される謎のゆで卵は名古屋の文化だと思っていたけど、何故だか金沢にまで伝わっていたのか・・・
私の座った席では、この喫茶店の重ねる歴史が雑誌の山の地層を形成していたのだ。おそらく下の方には、何年か前の雑誌が埋まっているはず。けれども今では誰も手にとる事の無い状態だな、多分。
店内、知識ある言葉が飛び交っていた。この喫茶店は、教養人の溜まり場なのか?きっとそうなのだろうと私は推測する。単純な地域のコミュニティの場としてでは無く、あるカテゴリーにおけるコミュニケーション重視のカフェはもっとあってほしいと思うな。哲学カフェや、文学カフェや、自転車カフェや、つまりそういうことだ。
ここも純喫茶ぼたんと同じく作家との逸話に彩られているらしい。ただし、ぼたんとは違い、雑然度ははるかにこちらが上。
金沢市片町2-8-18 3F(香林坊109の北西)
*:*-*:* *休
mikihiro