1946年から営業開始のところだ。
今回は、純喫茶の純の意味について考えてみよう。ネットを検索すると、あっさりその歴史的意味が判明した。アルコールを置かない、エロは無い、つまり珈琲を飲むためだけの場として、純という形容がされたんだね。うん、なるほど。
ピュア・オーディオという趣味の世界があるけれど、それをお手本に「ピュア・コーヒー」と横文字化してみるのもわるくはないね。純喫茶という言葉は今では、オールドファッションの喫茶店、という感覚になるし、それを現代風なものとして捉えなおすには、まず言葉からだね。そうすることに意味があるのか、と言われれば、単純な懐古趣味の視点ではなく昔からのものを現代風にアレンジしなおすと、かつての美しく素敵な事が再発見されるからいいんだよね。もちろん、インテリアやテイストを変えない、というのもとても価値あることだったりするけどね。
三島由紀夫の小説にでてきたりするので名の知れたところらしいし、厨房まわりのライトの使い方がなかなか良い感じだし、「珈琲と音楽」と店名の前に英語で記しているくらい音楽も勢いがあるし、ここは純喫茶という魅力が充分に発露されてる感じかな。
金沢市片町2-24-1
*:*-*:* *休
mikihiro