イノダコーヒ三条支店

何が良いかって、大きな丸いカウンターの席。
友達にこれがいいよ、って教えてあげたら、そういう丸いカウンターは名古屋にもある、と名古屋所在の友人に言われました。当時はこういう形が一般的だったのかも、と判断しているのだけれど、実際のところはどうなのでしょう。名古屋の喫茶店がここの三条店のをみて同じ形にしたのかもしれないし、その逆かもしれない。本当のことはわからない。(名古屋の喫茶店は謎のゆで卵がついてくるという話を読んだ記憶がある。名古屋駅近くの予備校に通っていた1年間の間に、喫茶店にあまり行くことは無かったけれど、1回だけ行ったところで卵を食べたような無いような。記憶の奥の奥に忘れ去られたことを思い出そうとすると、確かに体験されたはずの過去は、現実と空想とが混じりあって溶けあっていることに気付く。)
それ故、僕にとって、三条のイノダコーヒは名古屋と結びついています。

最近は人気が高まっているようで、若い人は少ないのですが年輩の人がいつも大勢お茶にしています。この点をもって、ジェネレーションがくっきり別れることが京都のカフェ事情と解釈して構わないでしょう。こうなってくると、オパールの席がお年寄りで埋めつくされ、イノダコーヒの席が若い人で埋めつくされた光景を、一時の愉悦のために見てみたいものです。

http://www.inoda-coffee.co.jp/

京都市中京区三条通堺町東入ル
8:00-20:00 無休

地図