福井の観光：南越前町

南越前町

実に豪奢な建物に圧倒されます。
1901年（明治34年）に以前の建物を拡充して建てられた本宅と、1935（昭和10年）に建てられた近代建築の「西洋館」。西洋館は、船をモチーフにしたステンドグラスなど、細部まで作り込まれています。素晴らしい。調べてみると、

「本宅背後の高台に、｢西洋館」と呼ばれる別荘がある。昭和１０年(1935)に建てられたもので、鉄筋コンクリート２階建となっている。設計者は、明治末期から昭和初期にかけて日本各地で洋風建築を手がけた、アメリカ人のウィリアム・メレル・ヴォーリズ氏ともいわれている。」

って、ヴォーリズの名前をここで見かけることになるとは（ほんとに？）。近代建築史を少し学べば必ず名前のあがる建築家ですね。

日露戦争では、右近家所有の貨物船「福井丸」が徴傭され旅順港で沈んでいます。日本海上保険株式会社の共同の創立者でもあるあたり、先見の明に感心します。

福井の様々な歴史建造物の中で、特にここは訪れておきたいところですね。