正月のだるま屋の営業案内。
お正月のだるま屋
どうぞ おあそびに
一月二日から七日まで
◇少女歌劇は晝夜二回の特別公演
◇賣塲では初荷賣出し
◇ホールでは 羽子板 トランプ 花合せ 正月玩具 袋菓子 敎育カルタ等賣出し 榮養シルコと正月菓子の實演
◇食堂ではお正月料理のおいしい數々
『少女歌劇一月公演番組』 1932年(昭和7)
1月2日から営業していたというのに驚く。今では1月1日からの営業はめずらしくなくなったが、その前は小売店は3日4日休むのは当たり前だったと記憶している。それが、1932年のこの時には正月休みなく働いていたんだね。
羽子板で遊ぶ子供を見る事は今では全く無いけれど、当時はこれで遊んでいたのか。
一月九日から十五日まで
◇賣塲ではスキーの賣出しで豆スキーの特別奉仕品を出します
◇ホールでは新種目も加へました十錢均一品の大賣出し
『少女歌劇一月公演番組』 1932年(昭和7)
スキーって何?検索しても分かりませんでした。情報求む。
一月十六日から二十三日まで
◇賣塲ではツンドラ昆布 天龍仙神酒 ハブ茶等の賣出し
◇ホールでは新案品各種の明實演賣出し
『少女歌劇一月公演番組』 1932年(昭和7)
ツンドラ昆布とは検索をしても出てこないが、北方でとれた昆布のことを意味するのかな。
一月二十五日から三十一日まで
◇賣塲では舊正月の御用意品 ゴマメ カズノコ ボウダラ コンブ等の特別賣出し
◇ホールでは手布 敷布 敷物 シヤツ マント 帽子等の特別賣出し
『少女歌劇一月公演番組』 1932年(昭和7)
旧正月向けの物として、ゴマメ カズノコ ボウダラ コンブとは、おせち料理のためかな。