だるま屋少女歌劇

1935年(昭和10)2月:少女歌劇タイムス

1 小鳥籠

2 北境の夜明

3 三銃士

一月公演 感想欄

◎フアンとなつて  とみ子

映にくらべて少女歌劇なんか子供つぽくて見られないと 頭から見下げて居た私だのに 歌劇フアンの人についさそはれて 一目でフアンになりました 俄道心の如月冴子 台詞廻しが下手よ 何言つているんだか分らない 惡太郎の千草は達 でも元々女だから無理もないが男舞の時は男舞らしくしてね 筑紫さん可愛想よ になつたり尼になつたり 美しいダイヤを 泥中に落した樣 でもサーカスの幻想を見て本當にうれしかつた 石子伴作や男學生になる夕月照子頼もしく とてもよく似合つて大好き しかし無表情ね