閉店。本当に残念ですね。
名前から受けたイメージには、あっさり裏切られた。強力に和な予感がしていたのだけど、ぜんぜん違うのだった。
店の前に立つまで、ここはgrafインテリアと知らなかったので(どこかでその情報は目にしていたかもしれないけど)、boogaloo cafe(京都)以来の心地よさに予定を変えて長居してしまった。値段がちょっぴり高めだけど、それに見合った美味しさは保証されているな。
1階。ダークブラウンと黒とを基調にインテリアが構成されていて、これは洋のスタイル。テーブルの上に置かれる器が和のスタイル。大雑把に言って、そう。また、柳宗理のカトラリーを(多分間違いないと思うけど)使っているね。
最初、素敵な感じのお店が集まっているここの商店街を歩いたときに、このカフェには気づかなかったのさ。ひっそりとたたずむ控えめな感じが実によろしい。ショップのモチーフである粋(いき)を、店に入らずとも道行く人に感じさせる稀有なカフェ。
金沢のカフェを新しい境地に導いたところらしい。確かに、この水準、なかなかあるものじゃない。今回は1階で過ごしたので、次は2階だな、と店を後にする。
mikihiro