Cafe SALVADONICA(サルヴァドニカ)

初めて訪れたのに懐かしさを感じることになりました。電球の傘や壁などあらゆる部分をペンキで塗り、既存のものに何かしらの手を加える。学生時代、周りにはそのような人がたくさんいました。私はそれを行うことは滅多にありませんでしたが、その空間にはどっぷりつかっていたわけです。このカフェは、そのような空間に近似しています。少しばかり小奇麗となっていますが、アートを追求する人達の主流の一つと言えるアナーキーさがこのカフェの本質です。

金曜日の夜更け、しかも2月14日という日に、私はいつものように道に迷いながらここに辿り着きました。車が多く止まっているのにひどく驚き、中に入り福井にもこのような場があり得たことに喜びました。女性客がなにかしらのおしゃべりをし、怪しげな男一人女二人の会話は勝手に耳に飛び込んでくるも内容はつかめず、カップルが仲睦まじくいる中、私はぼんやりと雑誌をめくり、心地よい音楽に身をゆだねながらいつしかうとうと目を閉じて、、、

福井市花堂東2-508(JR越前花堂駅の北側の陸橋の東の信号から、少し東に進んでから南)
12:00-0:00 月休

mikihiro