THE MANHATTAN CAFE(マンハッタンカフェ)

派手でクール。語るべきことが多すぎるカフェ&ダイニングバー。

赤と白とでまとめられたインテリアに身をゆだねつつ、私は京都のリコルディを思い出していました。白い空間に赤い椅子。床からのライティング。ワインとチーズと友人たちとの会話の思い出。マンハッタンカフェには、リコルディと共通する感覚が貫かれています。細部にわたる隙の無いセンスの良さ。白い椅子、赤い椅子。白いテーブル。立ち上がる赤のチューブ。多用された間接照明。個人的にはあまり好きではないプラスチック系のテーブルは、ここでは実にシックにまとまり、これ以外には考えられない程に調和がとれています。

フルーツワッフルを注文したのですが、びっくりしました。ワッフルを注文してみれば判るでしょうし、ここでは驚きがある、とだけ記しておきます。そして、バナナのスムージー。これはカップル向けなのですか!? 赤と黒とのストローが2本ささったものを、一人で飲むというのは、なんと言ってよいのやら。だから、私は一人で来たのですってば。

そして、正体不明の多人数のグループが奥の席に陣取っていたのが、更にこのカフェをミステリアスなものにしていました。そういえば、私が行った時のリコルディでも、奥のテーブルをつなぎあわせて他人数のグループが席を占めていました。ただの偶然か。あるいは、このような空間はグループを引き寄せるのか。

カフェの水準が極めて高いため、お客も選ばれてしまうという状態になります。お店の方針には、自分の店のグレードに合った人に来てほしい、という場合もあるでしょうし、逆に、そういことは気にせずたくさんの人に来てほしい、という二つがあると思います。ここはどちらなのかな。けれども、お店の方針とは別に、事実上、このマンハッタンカフェにはお洒落をした人しか訪れることは無いでしょうね。

最後に清算時、大福iMacがカウンターに置かれていたのには、ここまでするのかと思うことしきり。

福井市高木町84-1(ジョーシンピットワンより西)
ランチタイム 11:30-14:00
カフェタイム 14:00-17:00
ディナータイム 17:00-翌2:00
無休

mikihiro