風の扉(どあ)

某掲示板で教えてもらったところ。家から車で40分ほどの道のり。東尋坊を少し北に過ぎて右に入り奥へ進むと見えてきました。芝が広がった先に落ち着いた風情でたたずんでいます。

奥の席に座ると、外は芝と林と青い空。人工物が目に入らない空間がこれほど気持ちの良いものだとは、この時まで忘れていました。いえ、厳密に言うと木々と芝とは人の手で配置されたものなのでしょうが、それを感じることはありませんでした。田園風景は実際はきわめて人工的なものですが、それを自然なものと理解してしまう場合があるのと同じことだと思います。たとえ厳しい外の気候でも、快適な家の中でカフェを頂く幸せ。

土曜日の昼下がり、ジェネレーションは高めのお客達でいっぱいでした。やはり口コミで知ってきているのだろうなぁ、と思います。あぁ、そしてメディアでの紹介というのもあるはずですね。

ここはクラフトのお店でもあるし、微妙なラインを描くカップでコーヒーを頂きました。きりりとした印象を与えるモダンとは違って、こうしたクラフトは柔らかく暖かい。なるほど、手作り工芸品にはこうした形容詞が似合うことを、久しぶりに再確認したひと時でした。

福井県坂井郡三国町安島59-89-2(東尋坊を左手に見て北に行き、内田記念館を過ぎて右。)
3-9月 10:00-18:00
10-1月 10:00-17:00
月・火休(祝は営業) 2月冬季休業

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mikihiro