ベルベール(福井市)

元々のベルベールは鯖江にあります。コンセプトが同じながら、お洒落な感じにしたら客層が全く違って行列ができるという、「要は魅せ方」の重要性を示しています。緑いっぱいの店内は同じですが、仕掛けられた流行りの言葉「ロハス」で再定義し、サンドイッチから飲み物までのメニューを判りやすく再構築。同じ風景でも構図の切り取り方によって、印象が全く異なる物になるのと同じ事。

私が考える、ビジネスシーンの法則の一つに、同じものなら判りやすい方が勝つ、ということがあります。判りやすい方に人は流れる。そういえば小泉郵政選挙の時も一つのスローガンで勝ったわけでした。判りやすい、というのは考える必要が無い、ということになります。店舗の駐車場にしても、入りやすい停めやすい、というのも駐車に関してあれこれ考える必要が無いという点で、判りやすさと同義になります。さらに判りやすさの定義を拡大すれば、広告で商品名を人に刷り込み、店頭で考える事無く手に取らせることも含むでしょう。デザインの分野ではいたずらに複雑にせず判りやすくするのがグッドデザインとなりますが、物事を考えるべきところまで判りやすい(=考える必要が無い)のには警戒しなくてはいけません。

福井市下馬2-1301(国道8号線、板垣交差点を東に入り一つ目の信号を北)
10:00-22:00(LO21:00) 火休

mikihiro