丈夫な布でつくったカバンが著しく有名。(雑貨の範疇には入らないけど、まあ、良しとして下さい。)
僕も、4、5年程愛用していました。たすきがけにすることが多かった紺のカバンはぼろぼろになってゆきました。自転車のタイヤにこすれ端がすりきれたり、雨にうたれたり、手持ちぶさたな手のために留め金が常にカチャカチャ動かされたり、とハードに使われたカバンでした。
今、「一澤帆布」で検索しました。とあるページに、防水加工を気にせず洗濯機で洗っていたら、コットン特有のくたびれた感じになっていい「味」になった、と書いてある! ああ、僕もそうすれば良かった! 防水加工がしてありますから、という説明を受けて、水洗いをすることの無かった私(いや、1、2度はしたかな、忘れたな〜)。もっと洗ってきれいに使えば良かった、あぁ。
だからね、道具、というのは作る人がプロフェッショナルな使い手というわけでは無いのですよ。その道具の洗練された使い方、ユニークな視点、新しい価値、などを見い出すこと、つまり、作り手の思惑を超え、道具に対して再創造を行うこと、それはその道具に対して真摯に向かう使う人の手によるものだと言えます。
ここには、遠くからわざわざ訪れる人が多いようです。行ってみたら閉まっていたという残念なことにならないように、ここだけ電話番号を示しておきます。なんだか、営業時間がたまに変わるみたいですし。
TEL: 075-541-0138
http://www.ichizawahanpu.co.jp/
京都市東山区東大路古門前(知恩院前)上ル
9:00-17:00(土祝11:00-17:00) 日休