恵文社一乗寺店は、オリーブ少女の約束された地になっています。MEDIA SHOPは建築・美術書を中心とし、あまりにも雰囲気の良いところです。三月書房は一見普通の書店ですが、中をみるとただごとではないと分かります。アスタルテ書房は完成された雰囲気において、幻想文学・美術書選びが至福の時間となります。
■高級スーパーマーケットが、3つ | ||
高島屋・大丸のデパートの地下を除くと、この3つのスーパーのクオリティが群を抜いて高い。どれも特色があるので楽しめる。食材のディスプレイの上手さでは、フレンドフーズが頂点だと思う。輸入ものが揃っているのは明治屋。タヴェルトの、毎日の閉店間際のセールにはよく行った。半額でいろいろ買うことができるのは実に満足。
フレンドフーズ | フレンドフーズ地図 |
デパートの屋上は、忘れられた階だと思う。
この前、高島屋の屋上に行き、ディープ極まる状態に興奮することになった。デパートで働く人はかなりいたりするのだけれど、店内の人込みの数に較べて圧倒的に少数の一般客の存在、時代遅れの遊戯場、昼間だと言うのに寂しさを印象づけるに充分な空間だった。
藤井大丸の屋上は更に謎である。僕が友人に教えられて行った時、このデパートに入る人でこの場所を知っている人はここで働く人のみではないか、と思える程の寂寥感に満ち満ちあふれた体験をした。
かつてあったお店について書いた文章。
スタンプ
こういうステーショナリー中心のお店に僕は弱い。封筒やら文房具やら、見ていてこれを買ったらどう使おうかなと真剣に考えます。で、考えて結局無印良品の方が実際使う分には良いだろうな、と買うことはあまりなかったりします。
そう、僕はモダン、それも究極のモダンを志向しているので、合理性のないデザインは部屋に置きたく無いわけです。
文房具は、大好き。僕は、ローテクノロジーを洗練することによって物事を処理したいと考えているので、携帯用の情報機器を持たずに、手帳をいかに使いこなしてゆくか、ということに労力を注いでいます。例えば、コンピュータで住所録を加工して厚紙に印刷し、リフィル用にカッターで穴をあけて手帳にはさんでいます。
スミス京都店
センスの良い文具が中心。OPA1階にあります。
ところが、文具に関してはもっぱら僕は無印良品で買うので、ここで見るのは実に好きですが残念ながら買うことはないのです。アクセントととして入っている文字やマークを排除したいという理由から無印以外に選択肢がなくなっています。普段使いのものにロゴや文字が入っているのは、うるさいだけです。店頭で見ると良さそうでも、毎日の中では目障りとなります。落ち着いた空間のアクセントは最小限度です。ものにあふれた家の中で様々なロゴや文字がものの表面におどるのは、雑多な印象を人に与えてしまいます。
京都は小説の中で登場するお店が色々あって、梶井の「檸檬」では丸善だったし、ひこ・田中の「お引越し」ではソニープラザがでてきます。長い間営業しているところがやはりお話しに登場することになるのだと思います。でも、OPAがそういうことにはならないだろうな、と考えるのは店鋪の変遷が速すぎるからです。このSmithは生き残り続けてほしいものです。
deux six coins(ドゥシスコアン)
キュートでキッチュ、チープでサプライズな、雑貨店。
カラフルな雑貨を手にとり見たりと楽しいので、よく訪れます。寺町通からすぐそこ、というロケーションも行きやすい場所です。2フロアーあるので、量も充分。
チープでカラフルな雑貨で部屋が本当に埋もれている人もいると思います。ある水準を超えたらそのような部屋も感嘆に値します、よね。