浅田と田中

2000.9.19 - 20

GQで、浅田彰と田中康夫が対談していて、浅田は色々な文科系人物を批判してバカと明言するんだな。そのうちの1人に鹿島茂の名があるのだが、鹿島の本を読んで深い感銘を受けた僕はどうすればいいの?
答えて送れ(良い誤変換だ)。

鹿島は
・絶景、パリ万国博覧会 とか ・デパートを発明した夫婦
とか書いていて、我ながらよくタイトルを覚えているな、とか思える。浅田の本のタイトルは思い出せないけどね。

浅田彰は90年代に入ってからは自分で文章を書かなくなって(書けなくなって?)、もっぱら対談集の形でしか、自らを表現していない。
だから彼の人物評価というのは、どれだけ優れた文章を書くことができるか、じゃなくて、マン・ツー・マンで対談したときに、どれだけクレヴァーな対応ができるか、に力点が置かれているように思われる。
ちなみに、対談という形での浅田彰は全人類的にも最高レヴェルでの賢さを発揮すると思う。まあ、実際の対談はNFで数回見ただけだけれども。

田中康夫の出馬はかなり本気らしいね。
でもどうなんだろう、長野というのは噂では愛知と同程度の教育県と聞くし、それは果たして保守なのか革新なのか、僕には分からない。
でも田中康夫、本心じゃ長野なんかに居を構えたたい、なんて微塵も思っていないだろうね。

鹿島茂は資生堂が出してる月刊の「花椿」(100円)に連載を書いてたな。まあ、確かに文才と西洋通を鼻にかけているヌルイ文化人、のように見られる隙があるのかもしれない。僕は顔は知らないんだが。

うーん、ルックスは浅田の勝ちかな。


ゴースト・ドッグ

2000.9.23 - 27

YAMAHAのアンプリファーとJBLのスピーカーで、初めてみることになった映画は、ジムジャームッシュの、ゴースト・ドッグ。
派手なことは少ないけれど、退屈せずに見ることができた。
武士道を語るところは、身にしみる、あたり、僕も甘いな。

音は、ぐっと良くなって、さすがにお金を出しただけはある感じだ。人の台詞の息づかいや、服の衣擦れの音とか、リアル度が高い。

応答が遅れてすまない。
偶然か、僕もジャームッシュは今月2本観たよ。
1本目はネストの「ストレンジャー・ザン・パラダイス」、
2本目はTV(シネマチューズデイ)の「ダウン・バイ・ロウ」。
ジャームッシュは非常に映画への愛着が感じられて、同様の愛はタランティーノにも感じられるけど、ジャームッシュの方が渋好みだな。

2000年になってからはレンタルビデオを借りる習慣が、激減して、「ロリータ」「アイズ・ワイド・シャット」の2本くらいしか、借りた覚えがない。
ネストがかなり貴重な映画体験の場になりつつある。

涼しくなってきて、昼間眠るのが心地よくなってしまって、昼夜が逆転してしまった。
夜間は寒いくらい、お互い体調管理にケアを。

L88M Speaker system
JBLのスピーカーシステム。L88M。デザインで選びました。


Il Nome della Rosa

2000.9.29 - 10.1

Il Nome della Rosa
Umberto Eco
薔薇の名前を、読んでいる。フーコーの振り子を読んだ上、これも読んでおけば基本は充分だろう。
300頁ぐらいになったが、続きが気になる気になる。映画を見て結末を知っているわけだが、それでもだ。

僕はまだ読んだことがないな。
左京図書館で借りようと思ったけど、あまりに本が傷んでいたので、借りなかった。まあ、今はどちらも文庫版が出てるか。

薔薇の名前 を読み終えた。スリリングな体験だった。
手帳をめくると、フーコーの振り子を読んだのは、6カ月前だ。
あと、特に記すことはない。
では。