ミルクティー

紅茶のミルクティーは、日本ではどうやってもイギリス程にはおいしくいれられないのじゃないか、と思っている。イギリスでのミルクティーはほんと美味しかった。日本であれほどおいしいのを飲んだことは、かつても無く今でも無い。(ただし、ストレートティーを僕は飲まないので、それがどうかは全く知らない)。量販されている普通のティーバッグの紅茶を使い、別段ティーコゼーがどうとか気を使っていれているわけではないのに、イギリスでは実に美味しいミルクティーになる。向こうでは、ミルクといえばほぼ低温殺菌牛乳。ミルクが美味しいからミルクティーも美味しいのだろうな、とまず思う。しかし、日本で同じティーバッグを使い低温殺菌牛乳にしてもイギリスでのミルクティーの味に及ばない。残るは、水の差だ、と考える。文献には、軟水は紅茶に適していると書かれているが、違うんじゃ無いかな、と疑う。硬水の方が良いのじゃないか、とわざわざスコットランド産のミネラルウォーター(汲みたての水では無いから紅茶を入れるのには不向きのハズと承知の上)を試してみたりしたけど、味はどうだったか忘れてしまった。覚えていないということは、満足した味ではなかったんじゃないかな。
目的別カフェガイドに、パーフェクトな紅茶として、Tea House Assamを挙げているけれど、この一文とどう整合性をとるのだ、と聞かれると少し困ってしまうな。すみません。Assamのいれ方は丁寧でパーフェクトないれ方です(と過去の記憶にはある)。ただ、それでもイギリスで簡単にいれたミルクティーの味には及ばない、のですよ、僕にとっては。
しかし、ストレートティーは、日本でいれた方が美味しいという人もいるので、イギリスの紅茶が全てとは思っていません。あくまで、ミルクティーについての一文でした。