一保堂(いっぽどう)の中にある、リーズナブルな値段で日本茶(お茶菓子つき)を実においしくいただくことができるところ。この「*京都 お茶好き 雑貨好き*」サイトでは和系を原則いれていませんが、ここのみ例外とします。なぜなら、日本茶をおいしくいれる方法を実演を見ながら学ぶことができるからです。
僕はここに来るまで、日本茶がこれほどまでに甘くおいしいものだとは知りませんでした。渋い味、いえ、苦い味と表現すべき日本茶しか体験してこなかったのです。この渋みが好きな人もいるのですが、僕は全く好きではありません。ほんのわずかな渋みは許容できますが、味全体を支配してしまうのはまずいだけです。僕はここで、甘味を基調にするコツを学びました。適切な温度と時間が重要です。例えば、煎茶をいれるなら、約80度のお湯を静かに急須にいれ、約1分待ち、ゆすらず静かに注ぐのです。2煎目からは、お湯をいれたら待たずにすぐ注ぐようにします。これだけのことですが、今まで誰も教えてくれる人はいませんでした。また、急須をゆすってはいけない、というのも判りました。ヴィジュアル主体のあるお茶の本では、1回ゆするように、と書いてありますが、それではえぐみや苦味がでるのでやめた方が良いでしょう。
一保堂には、お茶に関して学べる「茶の葉 言の葉」というリーフレットもあります。有意義な内容で、僕も勉強になりました。
京都市中京区寺町通二条上ル 一保堂茶舗店内
11:00-17:00 無休