同志社・京大文化圏のちょうど真ん中に、ほんやら洞は位置し、雑多な人と共にすくすくとその齢をきざみ、おそらくたくさんの逸話があるのでしょうが、詳しく知る機会もなく、私はこの場の雰囲気とごはんのおいしさとにつられて人を誘いつつ来ていました。
カフェという言葉が似合わない場合、それを喫茶店と、人は言う。
まさに、ほんやら洞は喫茶店としてその存在感を示しています。70年代のオシャレからも現在のお洒落からも、完全に逸脱しています。それはつまり流行り廃りとは別の時間軸に有ることを意味し、これからもほんやら洞は続いていくことと思います。
ほんやら洞・西陣移転の告知を最初見た時、今出川のほんやら洞は無くなってしまうのか、と焦りましたが、オーナーが変わって今出川のほんやら洞もちゃんとあるのはそれが理由なのです、きっと。
京都市上京区今出川通寺町西入ル
9:30-21:30 無休